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親知らずを抜いたあと、隣の歯がしみるのはなぜ?
2026/07/03
こんにちは、静岡市駿河区の小嶋デンタルクリニックです。

親知らずを抜いたあと、
「抜いた場所は落ち着いてきたのに、手前の歯がしみる」
「冷たい飲み物でキーンとする」
「歯ブラシが当たると痛い」
このような症状を経験される方は珍しくありません。特に下顎の親知らずを抜歯したあとによくみられる症状です。
「虫歯ができたのでは?」
「神経に問題が起きたのでは?」
と心配されることもありますが、多くは抜歯後の治癒過程で起こる一時的な知覚過敏です。
親知らずは、手前の第二大臼歯(7番)と接して生えていることが少なくありません。特に横向きや斜めに埋まっている場合は、長期間にわたり隣の歯を圧迫している状態になっています。
抜歯を行うと、それまで親知らずに覆われていた第二大臼歯の歯根の一部が露出することがあります。
歯の頭の部分は硬いエナメル質で覆われていますが、歯根は薄いセメント質で覆われており、刺激を受けやすい構造です。その内側には象牙質があり、細かな管(象牙細管)を介して温度や刺激が神経へ伝わりやすくなっています。
そのため、
・冷たいものがしみる
・甘いものがしみる
・歯ブラシが触れると痛い
・冷たい空気で違和感が出る
といった症状が現れることがあります。
これは抜歯によって歯が悪くなったというよりも、これまで隠れていた歯根面が露出したことによる反応と考えられます。
抜歯後は歯ぐきや骨が少しずつ回復し、時間の経過とともに露出部分が保護されるため、多くの場合は症状も徐々に軽減していきます。
ただし、治癒にはある程度の時間が必要です。
数週間で気にならなくなる方もいますが、2〜3か月ほどかけて改善していくケースも少なくありません。
特に、
・30歳以降での抜歯
・深く埋まった親知らず
・骨を多く削る必要があった症例
・歯ぐきがもともと薄い方
では、知覚過敏が長引くことがあります。
一方で、親知らずと接していた部分には初期の虫歯や歯周病が隠れていることもあります。
そのため、単なる知覚過敏なのか、それとも治療が必要な状態なのかを診査することは大切です。
症状が強い場合には、
・知覚過敏抑制剤の塗布
・歯面コーティング材の使用
・知覚過敏用歯磨剤のご案内
などによって症状が和らぐこともあります。
親知らずを抜いたあとに隣の歯がしみるという症状は、決して珍しいものではありません。
経過観察で改善することが多い一方、痛みが強い場合や数か月経っても改善しない場合は、別の原因が隠れている可能性もあります。
抜歯は歯を抜いて終わりではなく、その後の治癒まで含めて一つの治療です。
当院では抜歯後の経過もしっかり確認し、必要に応じて適切な処置をご提案しています。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
コジデン理事長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


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