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埋伏した親知らずへの対応
2024/12/19
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
下の顎に埋伏した親知らず(智歯)は、多くの方が「抜いたほうがいいのか、それとも放っておいても大丈夫なのか」と悩む歯科への受診理由の代表格です。
実際、抜歯の必要性は、親知らずの位置や向き、周囲の骨や歯肉との関係、患者様の口腔衛生状況など、さまざまな要因によって判断されます。
下顎の親知らずが斜めや横向きに生えていたり、完全に歯ぐきの中に埋もれたままの場合、手前の第二大臼歯との間に隙間が生じ、そこに歯垢や食べかすが溜まりやすくなります。その結果、むし歯や歯周炎のリスクが高まり、放置しておくと隣の健康な歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、親知らず周囲の歯ぐきが炎症を起こす「智歯周囲炎」や、顎関節症状の一因となることもあります。
一方で、真っ直ぐきれいに生えていて、清掃がしやすく、周囲の歯ぐきや骨に問題が見られない場合、必ずしも抜歯が必要とは限りません。定期的な検診と丁寧なセルフケアで問題が起きずに維持できることもあります。また、将来的なブリッジやインプラントなどの治療を避けるために、移植のため親知らずを利用できるケースもまれに存在します。
痛みや腫れ、膿が出るといったトラブルが生じている場合は、早めに歯科医師の診断を仰ぎましょう。必要に応じて、レントゲンやCT検査などで親知らずや周囲組織の状態を精査し、最適な対処法をご提案します。抜歯が避けられない場合も、事前のカウンセリングによる不安解消や適切な麻酔・鎮静法を用いて、できるだけ負担を軽減する工夫が可能です。
親知らずは、症状がなくても問題が徐々に進行していることがあります。定期検診で専門家のチェックを受け、早期に異常を発見することで、抜歯のタイミングや必要性を的確に判断できます。
抜歯するメリットはなんなのか。
抜歯後の腫脹や疼痛を踏まえても抜歯するベネフィットが大きい理由は何なのかを歯科医院で相談して抜歯をするか決めていきましょう。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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