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口腔粘膜が白い?

2024/12/14

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
「口腔粘膜が白くなっている」という症状は、思いがけず鏡の前で見つけて心配になる方も多いのではないでしょうか。口の中の粘膜が白く変色する原因はさまざまで、単なる刺激によるものから、専門的な治療が必要な疾患まで幅広く存在します。
 
よくある原因の一つは慢性的な刺激や摩擦
歯並びの不具合や合わない入れ歯、頬を噛む習慣など、物理的刺激が持続すると、粘膜が硬く白く変化することがあります。これを「摩擦性角化症」と呼びます。単なる刺激に起因するものであれば、原因を取り除くことで改善が期待できます。
 
口腔カンジダ症(真菌感染)も要注意
白い膜状のものが粘膜に付着し、拭き取ると赤く炎症を起こしている場合は、カンジダ(真菌)の増殖が疑われます。免疫力低下や入れ歯の手入れ不足、ドライマウスなどが誘因となることが多く、適切な抗真菌薬の使用や清掃指導で対処可能です。
 
白板症(はくばんしょう)などの粘膜疾患
粘膜が白く厚みを持ち、こすると取れないような白斑がみられる場合、白板症や扁平苔癬(へんぺいたいせん)といった粘膜疾患の可能性があります。これらはがん化リスクがわずかながら存在することもあるため、定期的なチェックが重要です。気になる変化が続く場合、早めに専門医の診断を受けておくことで不安を軽減できます。
 
日頃のケアと専門的な診断の大切さ
いずれの原因であっても、まずはお口の清掃を徹底することが基本です。歯みがきやフロスを丁寧に行い、入れ歯をご使用の方は毎日清潔に保ちましょう。また、歯科医師による定期検診では、こうした粘膜の微細な変化も見逃さず、早期発見・早期対応が可能になります。セルフチェックで白い変化を見つけたら、なるべく早めにご相談いただくことをおすすめします。
 
もし、口腔粘膜の変化についてご不安をお持ちの場合は、お気軽に当院へお越しください。私たちは、お口の健康をトータルでサポートし、患者様一人ひとりに合った対策・ケアをご提案いたします。白く見える粘膜も、適切な治療やケアで安心につなげていけますので、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
 

 
 
 
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