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矯正治療の流れ
2024/12/05
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
矯正治療に関してよく質問を受けます。
矯正治療はできるだけ早期に取り組むことで大人になっても後戻りがない根本的な改善が可能となります。矯正治療は大きく3段階に分かれます。
4-5歳から矯正治療ができる、矯正前矯正であるプレオルソ。
そして乳歯と永久歯の混合歯列に開始するI期矯正。そして、永久歯が全て揃ったタイミングで開始するⅡ期矯正治療。
できるだけ早期に始めることで抜歯せずに治療が終了できたり、後戻りが少なくなり、理想の咬合ができあがります。
予防医療において歯並びや噛み合わせを改善することで、見た目だけでなく機能的な健康も向上させる大切な治療です。
プレオルソは、その名の通り、プレ(前)オルソ(矯正)ですので矯正前の矯正です。
子どもの成長発育を利用して、早期に歯並びや噛み合わせの問題を予防・改善するための治療です。特に、5~10歳頃の子どもに適しており、マウスピース型の装置を使用するのが一般的です。
この時期に矯正を始めることで、将来的に本格的な矯正治療の負担を軽減できる可能性があります。例えば、あごの成長をサポートし、歯が自然に正しい位置に並ぶスペースを確保することが可能です。
次のフェーズのⅠ期矯正は、乳歯と永久歯が混在する時期(6~12歳頃)に行う治療です。この段階の治療では、主にあごの骨格のバランスを整えたり、歯が正しい位置に生えやすい環境を作ることを目的としています。
具体的には、取り外し可能な装置や部分的な固定装置を用いることが多いです。早期に問題を発見して治療を始めることで、将来的なⅡ期矯正の負担を減らし、抜歯を回避できる場合があります。
そしてⅡ期矯正は、永久歯がすべて生え揃った後(12歳以降)に行う本格的な矯正治療です。この段階では、主に歯そのものを理想的な位置に動かし、見た目や機能を改善することを目指します。
大人になって始める矯正は自ずとII期からのスタートとなるため、抜歯が必要になることが多いです。
ブラケットとワイヤーを使用する従来の方法に加え、最近では透明なマウスピース型の矯正装置も選択肢に入ります。Ⅱ期矯正では、見た目の改善だけでなく、正しい噛み合わせを整えることで、将来的な歯周病や顎関節症のリスクを軽減する効果も期待できます。
矯正治療は、歯並びや噛み合わせを改善することで、食べ物を噛みやすくなるだけでなく、歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病の予防にもつながります。一方で、治療期間中の装置の管理や通院が必要ですので、患者さまの生活スタイルに合わせた治療計画が重要です。
もちろんⅠ期治療だけで治ってしまう子もいます。
プレオルソだけでよくなる子もいます。
その方の状態によって変化していきますが、通常の歯並び改善はII期まで必要となります。
I期で終わる場合は軽度の場合がほとんどです。
矯正治療は、年齢や歯並びの状態に応じて適した方法を選ぶことが大切です。お子さまの歯並びが気になる場合や、成人後に矯正を考えている方は、ご相談ください。
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