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歯の移植という選択肢

2024/11/15

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
抜歯が必要な歯。
 
親知らずであれば抜いたらそのままでOKなことがほとんどですが、その手前の第二大臼歯までの歯においては何かと機能しているため抜歯してそのままでおいておくことによるリスクはそれなりに存在します。
 
噛み合っていた対合の歯が出てきてしまったり、隣り合う歯が欠損側に倒れてきたり。
 
欠損はできるだけ放置しない方が良いことは間違いありません。
 
抜歯して欠損となった場合は、ブリッジやインプラント、義歯が適応になりますが、もう一つ選択肢があります。それは移植です。
 
自分の使用していない親知らずなどを抜歯した部位に移植する方法。
 
この移植にはいくつか条件があります。
 
– 抜歯と同時に移植すること(抜歯して一旦治ってからはできない)
– 移植する歯と抜歯した部位の歯根サイズが合うこと
– 移植する部位への感染が限局的であること
– 移植する歯に感染がないこと
 
このように条件がいくつか存在します。
 
しかしこの条件を突破すれば、自分の歯を生かした欠損部に対する治療が行えるのです。
 
移植は保険内の治療で行うことができます。
 
移植した歯はどの程度持ちますかと質問をよく聞かれます。
 
この移植歯の5年生存率は最新のデータで95%と呼ばれています。しかし10年以降の生存率は大きく下がると言われており、10年持てば成功とも言われています。
 
当院で行っているケースにおいては、開院して11年目なので10年ケースは1症例ですが安定して経過しています。トータルでは53ケース行っています。
 
仮にもし10年で欠損しても、骨の位置は保てていることが多いのでインプラントなどに移行しやすいメリットもあります。
 
親知らずが移植対象となることがほとんどです。
 
気になる方はご相談ください。
 

 
 
 
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