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詰め物が脱離する原因と対処法
2024/11/14
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯の詰め物が脱離する原因と対処法について
歯の詰め物が外れてしまうと、驚きや不安を感じる方も多いでしょう。詰め物の脱離にはさまざまな原因があり、適切な対処が求められます。今回は、詰め物が脱離する主な原因と、その際の正しい対処法について解説します。
**詰め物が脱離する主な原因**
1. **虫歯の進行**: 詰め物の下で虫歯が進行すると、接着力が弱まり、詰め物が外れることがあります。
2. **経年劣化**: 詰め物や接着剤は時間の経過とともに劣化し、接着力が低下することで脱離の原因となります。
3. **噛み合わせの変化や強い力**: 歯ぎしりや食いしばり、硬い食べ物の摂取などで過度な力が加わると、詰め物が外れやすくなります。
4. 詰め物の不適合や、維持不良。合っていない状態や、合っているけれども緩い状態、維持不良の状態だと外れやすい傾向にあります。
5. 接着不良。詰め物はセメントを介して歯に接着しています。付ける時に唾液が多く乾燥状態を保てていない、セメントの状態が悪い、十分な接着環境になければ外れやすくなります。
**詰め物が脱離した際の対処法**
1. **詰め物の保管**: 外れた詰め物は捨てずに清潔な容器やティッシュペーパーに包んで保管し、歯科医院に持参しましょう。再装着が可能な場合があります。
2. **自己判断での再装着は避ける**: 市販の接着剤などで自分で詰め物を付け直すことは避けてください。誤った処置は歯や詰め物を傷つける可能性があります。
3. **早めの歯科受診**: 詰め物が外れたまま放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
4. **口腔内の清潔保持**: 詰め物が外れた部分は汚れが溜まりやすいため、丁寧な歯磨きを心がけ、食べかすをしっかり取り除きましょう。
5. **食事の注意**: 硬い食べ物や粘着性のある食べ物は避け、詰め物が外れた部分での咀嚼を控えるようにしましょう。
詰め物の脱離は誰にでも起こり得ることですが、適切な対処を行うことで被害を最小限に抑えることができます。日頃からの口腔ケアと定期的な歯科検診を心がけ、健康な歯を維持しましょう。
そして何よりも早めに歯科医院に行くことが大切です。
脱離した内面の歯は柔らかく虫歯になりやすく、放置していると一気に悪化します。
神経の治療をして痛みがないから放置してしまう方もいますが、数ヶ月放置することにより細菌が根管内に入り込み、根尖病巣が形成されることもあります。
脱離を認めたらすぐに歯科医院に行くようにしましょう。
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