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下が痛いのか上が痛いのかわからない
2024/11/13
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
痛みが強い時、上なのか下なのかわからないことがあります。
確か最初は下が痛かった気もするけど、今は上が痛い?
あれ、どっちが痛かったかわからないなんてこともしばしあると思います。
これはなぜ起こるのでしょうか。
実際には痛みを感じる神経は下の場合は下顎神経、上の場合は上顎神経が司るため分かれています。そのため本来であれば下が痛ければ、当然上には反応はしてこないのですが、稀に神経伝達にエラーが出ることがあります。
上顎神経も下顎神経も共に大元は脳神経の一つである、三叉神経となっています。
下の歯に強い痛みが出現した場合、脳神経より分岐された末梢神経の一つである下顎神経に強く信号が出て三叉神経節へ勢いよく伝達します。その際に三叉神経節には上顎神経も収まっているため、エラーで上顎神経にも痛みの伝達物質が流れることがあります。
これにより下に本来痛みが出ているのにも関わらず、上が痛むという事態になるわけです。
どのように判断していくのか。
口腔内を見て原因となっている歯がどこにあるのかを見分けます。
明らかに原因となっていそうな歯があればその治療をすれば痛みは取れます。しかし原因となっていそうな歯がはっきりしない場合は、麻酔をして症状が改善されるか確認します。
特に上下の奥歯でそのような症状を認めやすいです。
痛みがあって治療しているけれどもなかなかよくならない原因は実は他の歯にあったなんてこともあります。一つ一つ調べて原因を潰していくことが大切です。
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