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破折から歯髄炎
2024/11/09
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
特に大臼歯で起きる歯牙破折。
前歯では外傷を中心に歯が折れるということがありますが、大臼歯では外傷より自身の咬合力により咬耗を繰り返し、柔らかい象牙質が露出することで負荷がかかり歯が破折することもしばしあります。
右下に痛みがあると訴えて来院された患者様。
特に虫歯があるわけではないですが、とりわけ咬合力が強い。
この咬合力により、歯が破折してしまったのです。
歯にヒビが入り、そのヒビが歯の神経まで到達。
これにより歯髄炎を発症してしまったのです。
幸い、破折は歯根の深いところまで到達はしていないため、破折部含めて撤去し根管治療を行い保存が可能な状態になっていますが、今後将来的にも同様に力が加わることで歯根破折リスクがあると感じます。
このような方は、咬合力のコントロールがとても大切となります。
食事の中で固い物を噛まないでくれというのは難しいので、マウスピースなどの使用によりできるだけ咬合力が直接加わらないようにしたり、噛み合わせのバランスを整えてその部位だけ強くならないように気をつけます。
虫歯でなくても、咬合力や破折により歯髄炎が起きることがあります。
せっかく予防していても起きてしまいますので、虫歯、歯周病予防と同時に力のコントロールも大切にしていきましょう。
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