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難抜歯となるケース
2024/10/31
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らず抜歯、親知らず以外の抜歯において難抜歯いわゆる難しい抜歯となるケースはいくつかあります。
– 歯根肥大
– 歯根湾曲
– 歯根癒着
– 上記の複合型
このようにいくつかパターンが存在します。
歯根肥大とは、その名の通り歯根が肥大しているケースです。
通常歯根は、先端に向かい細くなる傾向があります。
そのため、抜歯などが可能となるわけですが歯根肥大とは歯根が先端付近もしくは途中で肥大している状態です。
わかりやすく言うと、人参などは先端にかけて細いのでスッと抜けますが、カブやジャガイモを採取する時は、引っ張っても抜けずに周りの土をかき分けてとる必要があります。
歯根肥大とはまさにそのような状態。骨を削っていかないと抜けない難抜歯の一つです。
歯根湾曲とは、歯根が曲がった状態。
曲がっていれば引っかかって抜きにくい。曲がっている方向をCTで確認し抜ける方向を考えて抜くか、骨を削って抜かなければいけないのか、難抜歯の一つです。
歯根癒着とは、骨と歯根が癒着してしまっていること。通常歯には歯根膜という組織が骨との間に介在されていますが、癒着してしまうと全く抜けません。癒着している面を削るか何かしなければ骨折リスクを生じてしまいます。
そして最後に複合型。
肥大して湾曲している、湾曲して癒着しているなど様々なケースがあります。
複合型になればなるほど難易度は上がります。
そしてこのような歯根は異形と呼ばれ、親知らずで多いとされます。
親知らず抜歯が大変だったケースというのは、歯根が異形だった可能性があります。
当院では様々な親知らずに対して抜歯をおこなっています。
事前にCTを撮影し確認し行うこともできますので、抜歯を検討している方はご連絡ください。
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