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前歯をぶつけたらチェックすべきこと

2024/10/17

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
子供の外傷。
 
1日に一人は必ず来院されます。
 
子供は元気いっぱいですが、時に無理することもありまた咄嗟の反応を取れずに外傷を負うことは珍しくありません。
 
歯科領域における子供の外傷は
 
– 歯の脱臼
– 歯の外傷
– 粘膜の裂傷
 
このような形となります。
 
特に顔から外傷を受けると、露出している歯や唇などに影響をもたらします。
 
顔面に外傷を受けた時に行うことを列挙します。
 
– 呼吸が正常に鼻でできているか
 
→鼻骨骨折や、鼻粘膜裂傷により出血、腫脹などを認める場合は呼吸困難を防ぐため必ず最初に確認すべき項目です。
 
– 口唇裂傷はあるか
 
→裂傷が深く出血が多量な場合は早期に止血することが求められます。
 
– 歯はあるか
 
→乳歯や幼若永久歯は外傷により脱臼しやすいため、大人より抜けやすいです。もし抜けていたら生理食塩水か牛乳などに浸漬しておきましょう。1時間以内であれば歯科医院で再植できるかもしれません。
 
– 歯は動揺しているか
 
→完全に抜けていなくても、抜けそうになっていることもあります。また歯根破折していることもあります。レントゲンで確認が必要で、必要に応じて早期の固定が求められます。
 
– 歯の周辺の歯肉はどうなっているか
 
→前歯をぶつけた衝撃で歯肉が腫脹することがあります。腫脹部位への歯ブラシは十分に注意が必要です。
 
このように外傷を受けた場合は、まず呼吸ができているか意識があるかということなど生命に関することに注視しましょう。
 
問題なさそうなら、口腔内をチェック。歯が抜けていないか動揺していないか、出血はどうか。
 
炎症が強い時は気が付かないことでも、数時間後に痛みを訴えることもあります。
 
できるだけ早く歯科医院に行くようにしましょう。
 

 
 
 
 
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