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上下どちらに痛みがあるかわからない!

2024/10/16

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯科治療をしていてたまにある訴えとして、上が痛いのか下が痛いのかよくわかりません・・・
 
下が痛かったような気もしたけど、上も痛かった。
 
一体どちら?それとも両方?
 
口腔内ではこのようなことが起こります。
 
実際に、下に大きな虫歯があるのにも関わらず、同側の上に痛みが出たり、上の大きな虫歯なのに、下に痛みを感じていたり。もちろん両方に虫歯がある場合は両方の可能性もありますが、根本的な歯髄炎は片方だったりします。
 
上の歯と下の歯では神経が異なります。
 
上の歯は上顎神経に支配されており、下の歯は下顎神経に支配されています。
 
では別なのでは?と思いますが、上顎神経、下顎神経ともに脳神経の一つである三叉神経から分岐された神経なのです。
 
よって、痛みの情報が上顎神経を通じて三叉神経にいき脳へ痛みが伝わるという仕組みなわけですが、強烈な痛みなどにより、上顎神経あるいは下顎神経から三叉神経にいく過程でエラーであれどちらから来た痛みの情報なのかわからなくなることが起きるそうです。
 
これにより結果、上なのに下が痛い、下なのに上が痛いということになります。
 

 
治療はどうするのか?
 
原因がある方を治せば良いだけです。
 
下に痛みがあっても、下に異常がなく明らかに上に原因となりそうな大きな虫歯があれば上の虫歯治療を行えば症状は改善されていきます。
 
痛みに合わせて治療を行うというよりも、痛みの訴えが曖昧でいまいち場所が特定できない場合は患者さんの訴えを考慮しつつも冷静に上下で診査診断していくことが大切です。
 
 
 
 
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