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矯正のための埋伏抜歯
2024/10/07
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
本格矯正を行う上にあたり埋伏している親知らずを抜歯することがあります。
ほとんどのケースで親知らずの抜歯を行います。
矯正治療の方法で従来から行われている第一小臼歯の抜歯しての本数を減らしての矯正治療。
速く治りますが、色々と問題点もあります。
– 後戻りが早い
– 咬合関係の悪化
– 臼歯部の早期悪化
できるだけ小臼歯を抜歯せずに矯正できた方が理想的です。
そのために全体的に歯を後方回転させていくのですが、親知らずがあると移動が困難となる場合がほとんどです。
そのため埋伏している親知らずを含め全て抜歯する必要があります。
矯正治療を希望されています。
下顎は2本先日抜歯。
今回は上顎抜歯です。
上顎も埋伏しており、口腔内においては歯並びという観点を除けば特段悪さをしている親知らずではないため矯正治療をしないという選択であれば抜く必要はありません。
しかし矯正治療を行い、咬合関係や歯並びを改善していくということであれば親知らず抜歯が必然となります。
一部骨を削って抜歯。
下顎に比べたら埋伏抜歯となっても特に大きな腫脹もなく経過しています。
親知らずを抜歯して矯正を行うのと、残したままで矯正してしまうのとでは長期的な予後に関わる可能性が後者の方が悪い傾向にあります。
矯正治療を考えている方は、親知らずを抜歯しておくことが大切です。
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