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埋伏歯を放置するリスク

2024/09/21

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
親知らずってできるだけ抜きたくないですよね。
 
術後、痛い、腫れる、抜くの大変、怖い。
 
侵襲性が比較的高い治療を、意識下で行う歯科の親知らず抜歯は外科を扱う医療の中でも特殊と言えば特殊です。
 
やはり抜きたくないという方もやっぱり多くて、その場合管理をできる限り行わないとさまざまなリスクがあります。
 
まず一番は虫歯リスク。
 
親知らずの萌出状態にもよりますが、ブラシがしっかりと届かないエリアであれば、虫歯のリスクが上がります。そして親知らずが虫歯に罹患した場合、当然ながら口腔内は一つで繋がっていますので、他の歯にも虫歯リスクが高まります。
 
同様に歯周病。
 
ブラシが届かないエリアは細菌が集まります。虫歯の細菌が入れば虫歯。歯周病の細菌が停滞すれば歯周病になり、歯周病細菌が口腔内に定着すると、全体的な歯周病に罹患してしまうリスクもあります。
 
そして埋伏している歯にありますが、嚢胞形成。
 
痛み腫脹などの感染を繰り返しているうちに慢性化。そして嚢胞形成されることがあります。
 
この嚢胞はじわじわと大きくなり、顎骨の一部を溶かし始め、顎骨骨折のリスクを引き起こします。
 
最後に歯並びや噛み合わせの悪化。
 
親知らずが手前の歯を圧迫したり、噛み合う歯がなく挺出や傾斜したために歯並びや噛み合わせがすごく悪くなることがあります。
 
このように、親知らずを残す場合はよほどしっかりと自分で管理できる状況下でないと厳しいということが言えます。
 
痛みや腫脹、疼痛は抜歯後1週間、長くて2週間です。全くない方もいますし個人差はどうしても出てきます。しかし、強く出ても2週間ぐらいからは軽減していきます。
 
親知らずを残したままのリスクストレスは、一生続いていきます。
 
全てにおいて抜歯しなければいけないわけではありませんので、一度歯科医院にてリスクチェックを受けるようにしましょう。
 

 
 
 
 
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