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欠損放置による連鎖反応

2024/09/18

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
一つが欠損すると口腔内ではさまざまなことが起こります。
 
今まで物が詰まらなかったところが詰まるようになったり、審美的な変化も出てきます。
 
歯が欠損すると口腔内ではどのようなことが起きているでしょうか。
 
まず歯の移動が起こります。
 
ほぼ確実に起こります。
 
親知らずなどを抜歯した際はほとんど歯の移動が起こることはないのですが、親知らずではない歯の場合は移動が起こります。
 
噛み合う歯が挺出と言って飛び出してきたり、隣接していた歯が欠損側に傾斜。
 
それに併せて、その隣の歯も、また隣の歯も移動していきます。
 
抜歯したところと離れたところに物が詰まるようになったというのは、歯が相対的に移動した結果起こることになります。
 
また歯間が開くことにより物が詰まるようになるわけですが、当然今まで詰まらなかった部位へ詰まるようになるので虫歯リスク、歯周病リスクが上がります。
 
1本欠損して放置するだけで、
 
– 歯の移動
– 噛み合わせの変化
– 虫歯リスクの増大
– 歯周病リスクの増大
 
などを招き、さらに波及していきます。
 
できるだけ二次被害を生まないようにするためには、欠損となったらすぐに補綴を行なっていくべきなのです。この部位であれば抜歯してそのままでも良いという場合がありますが、ごく稀です。
 
欠損した場合は早めに歯科医院に相談しましょう。
 

 
 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員