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オールセラミックの難しいポイント
2024/09/06
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
透明感のあるオールセラミックによる治療。
自然な仕上がりになるので被せ物で選択される方は非常に多いです。
一昔前までは被せ物と言えば、良いもので陶材焼き付け鋳造冠。貴金属をベースに上部に陶材を貼り付ける方法です。
十分綺麗に経過することができますが、内側に金属を使用していることもあり審美的に透明感が出てこない。
少しのっぺりとした色味になりがちなのが特徴です。
そして金属を全く使用しないオールセラミック。
陶材焼き付け鋳造冠と異なり、金属を使用しないため透明感が強く、より審美的で自然な色合いを持つことができます。
しかしこの透明感が利点でもあり欠点でもあることが。
それは支台や土台の色が透けると言うことです。
被せ物をオールセラミックにしても金属の土台を使用してしまうと黒く透けてくる可能性があります。また長期間金属の土台を使用していることで、歯自体が変色し変色が歯根まで及ぶとどうしても黒く透けてきます。
できるだけ自然に溶け込むように作成するためには、土台は白いものを使用するのがベストですが、歯根自体が黒くなっている場合は、合着するセメントをオペーク色を使用したりする工夫が必要です。
オールセラミックは良くも悪くも透明感があります。
土台の状態も透けていきますので、土台から見直すことをお勧めしています。
気になる方はご相談ください。
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