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無呼吸用マウスピースの作成

2024/08/19

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
睡眠時無呼吸症候群のためマウスピースを作成する方が増えています。
 
近年、睡眠時無呼吸がトピックになり一般的に広まるようになったこともあり無呼吸による日中への悪影響が問題視されるようになりました。
 
耳鼻科やスリープクリニックに行き診査診断され、それに対して内服や機器を用いて睡眠を促そうとするようにしていますが、その治療法の一つとして無呼吸用マウスピースがあります。
 
この無呼吸用マウスピースは耳鼻科やスリープクリニックにて診査診断され、紹介状を持ってくれば歯科医院でマウスピースを作成することができます。
 
歯科医院単独では作成することができません。
 
治療目的が口腔内の改善ではありませんのでね。
 
どのようなマウスピースかといえば、上下一体型のマウスピースとなります。
 
上下ともに型取りを行い、下顎を前方に出した状態で固定します。
 
精密に行うと筋電図や顎運動を精査した上で合わせるのですが、保険で作成するマウスピースはもう少し簡易的で下顎を上の前歯に合わせた切端咬合にした状態からやや前方に出して固定します。
 
一次救命で倒れた人がいるときに、まず寝かせて顎を上にあげますよね?
 
その状態を寝ている時に強制的にマウスピースで作り出すのです。
 
顎を前に出すことで、舌根部が持ち上がり咽頭部にスペースができるため気道が通りやすくなります。
 
寝ている時は顎が出た状態で睡眠をとることになるため、顎関節症状に気をつけなければいけません。
 
一回作成して一発でうまくいくことはほとんどなく、調整が必要になりますし、口腔内が上下マウスピースはいることで一杯となりますので最初は慣れが必要です。
 
しかし使えるようになると無呼吸が改善されなくてはならないと言う方がほとんどです。
 
無呼吸症候群で悩んでいる方は、耳鼻科やスリープクリニックに相談してみましょう。
 

 
 
 
 
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