組織診断で確定診断

2024/08/10

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
左側部の腫脹を訴えて来院された患者様。
 
親知らずが起因している様子でした。レントゲンとCT所見で親知らず周辺に大きく嚢胞様所見を認めたため治療計画として抜歯し、同時に嚢胞摘出を行う形としました。
 

 

 
今回大きくなった嚢胞の候補は含歯性嚢胞、角化嚢胞性歯原性腫瘍のどちらかが疑われたため患者さんの同意を得て病理検査へ摘出したものを出すこととなりました。
 

 
病理からの回答は「Dentigerous cyst」
 
臨床的診断と同じく含歯性嚢胞でした。
 
嚢胞は取り切っているため病態含め再発リスクは少ないと考えられます。
 
このように疾患を確定診断するには、臨床的診断と併せて、組織診断いわゆる病理診断が大切となります。
 
当院では必要に応じて東京歯科大学病理講座へ、組織診断依頼を出しています。
 
思わぬ疾患が見つかることもあるかもしれません。
 
確実な診査診断を行うことは予後にとっても大切なこととなります。
 
 
 
 
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