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適合が全て
2024/07/05
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
適合が全て。
歯科において治療を完結するときに、適合が良くなければ長期的に不安定な状況を招くことがあります。
せっかく綺麗に根管治療を終えても、被せ物適合がイマイチで清掃性が悪くなり、感染する。
虫歯をしっかり取り切ったけれど、詰め物が隙間が空いており、虫歯になる。
インプラントの埋入はベストなのだけど、被せ物の適合が悪くてインプラント周囲炎になった。
保険外で良い義歯を作成したけれども、粘膜面と合っていない。
このあたりのエラーは歯科サイドで多いのでやり直せば良いのですが、もう一つ適合で最近問題となるのが、マウスピース矯正の適合。
マウスピース矯正をセルフ型矯正とプロモーションし、歯科医院に行かなくても良い矯正方法として提供しているところもありますが、マウスピース矯正こそ適合が全てです。
マウスピース矯正は、目的とされる歯並びまでマウスピースが全て出来上がっています。
マウスピース1枚1枚に歯を動かすための意図が存在するため、1枚パスして次にいくなどはできません。むしろ装着できません。
適合がズレた状態でマウスピースの枚数を進めていても、しっかり入っていないため歯は全く動きません。そして、下手をすると変な動き方をしてしまうこともあり、余計入らなくなる。
結果治らず、また最初からスキャンからやり直しなんてこともあります。
マウスピース矯正の場合は、出来上がっていきなり全て完成までのマウスピースを渡してしまうより、最初の数ヶ月は適合に問題ないか、管理できているかを確認してこまめに渡す方が確実に矯正は正解に導かれていきます。
セルフ型になったけれども、適合が合っている合っていないかなどの専門的なところはわからないことも多いです。
当院では基本的に最初は2枚ぐらい渡して1ヶ月半後にチェックしていきます。
そこから管理よければ2ヶ月に伸ばしてと、徐々に渡す枚数を増やしています。写真も撮影しながら歯の動きを確認しています。
気になる方はご相談ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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