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セカンドオピニオンの有用性

2024/07/03

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
セカンドオピニオン。
 
最近セカンドオピニオンは重要だなと感じることがあります。
 
絶対抜かなければいけないと言われたところが、実は保存が可能だった歯。
 
保存が可能と言われた歯が、実は抜歯しなくてはいけない状態だった歯。
 
治療していて治らない原因はどこ?
 
そうなった時に、セカンドオピニオンは非常に有効的です。
 
歯科に限らず、全ての診療科で言えると思いますが医師、歯科医師によって判断基準が異なる場合もあります。また使用している器材や技量などにも予知性が左右されるとも言われます。
 
そして自身の専門性もすごく診断に対してバイアスがかかるとも言われます。
 
自分の得意な方面、専門的な方向に診断を持っていきやすいということですね。
 
インプラントが得意な先生は、できるだけインプラントに持っていくし、根管治療の得意な先生は根管治療に流れていくし。
 
ですので診断も患者さんの方で納得がいかなかったり、もう少し方法がないかな?と思ったらセカンドオピニオンをすべきなのです。
 
医療機関には独占権など存在しませんので、患者さん自身が調べて様々な意見をもらい判断していくことが大切なのです。
 
もし、セカンドオピニオン、サードオピニオンを行い、みんな同じことを言っていれば、ほぼそれが標準治療として考えて良いと思います。
 
ほとんどの先生が抜いた方がいいよって言っていたという歯であれば、多分本当に抜歯するのがベストな治療だと思います。
 
今回も、私の見立てでは破折している可能性が高いし病巣も大きいから抜歯してインプラントですかねと話していた患者さんに、念の為、根管治療専門の当院の望月先生にも診てもらいましょうと話し、チェックしてもらうと、根管治療で残せる可能性があるとのこと。
 
改めて、セカンド、サードオピニオンの大切さを感じました。
 
歯を治す目的は審美的にも機能的にも長期的に良好な状態を保つこと。
 
そのために、抜歯する、欠損補綴を行うというのはゴールに向かう過程としては正しいですが、その中で自分の歯を残しながら・・・ということができればベストですよね。
 
自分の歯を残すために、いろんな先生の話を聞くというのは良いと考えます。
 

 
 
 

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