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矯正治療のゴール
2024/06/24
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
矯正治療のゴールをどこにするか。
矯正治療や審美的治療のゴールは2つあると思っています。
一つは歯科医師がゴールだと感じたところ。
もう一つは患者さんがゴールだと思ったところ。
最低でも患者さんがゴールだと思うところまでは到達すべきだなと思っていますが、なぜゴールが違うのでしょうか。
それは最初の主訴の訴える温度差と捉え方で大きく異なります。
例えば矯正治療においても、歯並びを良くしたいと思った患者さん。
出てしまったところだけ引っ込めたい、少しの叢生を治したい。
しかし歯科医師は、トータル的に精査を行います。
まずは、原因を考える。
なぜ歯並びを悪くしてしまったのか。例えば昔矯正治療していたのに、後戻りが酷かったケースなど、親知らずが埋伏していたらそれが原因なのか、口腔習癖はないのか、保定は正しかったのかなど。
後戻りを再矯正後に防ぐために親知らずは抜歯して、習癖は治して、噛み合わせも安定するものに治す。
部分的な改善希望と言っても再発を防ぐためには、全額的にそして包括的に治療を進めるのが原則です。
治療にはプロトコルが必ず存在し、それ通りに進めることが再現性が高く、再治療のリスクが低いものとなっているためプロトコル通りに行うことはとても大切なので、基本的には歯科医師側は包括的な治療計画を作成するのが絶対的となります。
しかし、患者さんにとっては時間も費用もかかるしそこまでは・・・
という方もいるのが実際。そうなると、理想的なプロトコルのどこを削り、再発やうまく治らないリスクを受け入れられるか、というところがポイントとなります。
治療のゴールは必ず2つあります。
理想的なプロトコル通りに治療するのがベストだけれども、リスクを受け入れプロトコルを削り進めていくのも一つのゴールとなります。
患者様に応じてオーダーメイドの治療計画を立案し擦り合わせしていますので、ご相談ください。
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