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義歯は何回でできる?

2024/06/21

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
入れ歯は何回で出来上がりますか?と質問があったので回答します。
 
一般的にその回数はその方の欠損数にもよりますが、3回ないし4回ぐらいが目安となっています。
 
型取り→噛み合わせチェック→試適→完成
 
ちなみに噛み合わせチェックを型取りの時に一緒に行う方もいます。本数が多くて噛み合わせが安定している場合ですね。
 
総入れ歯の方も基本的には流れは一緒です。
 
最初に簡単な型取りを行います。これを概形印象と言います。
 
その方のおおまかなサイズや骨の状態、粘膜の状態を確認するものです。
 
総入れ歯の場合は、かなり精密な型取りが求められます。
 
まずは、概形印象。その後、2回目の来院時に噛み合わせを記録するのですが、ゴシックアーチという記録を行います。義歯においても何においてもそうですが、噛み合わせは垂直的な位置関係だけでなく当然ながら、前後、左右と関係性があります。
 
そのため前後の記録や、水平的な記録も必要なのです。
 
特に残存している歯が一本もない総入れ歯の方においては、噛み合わせを適切に付与することがとても大切になっていきますので、必ずこのゴシックアーチを取ります、
 
そして、試適。
 
試適でズレていて、完成で良くなるということは決してありません。総入れ歯の場合は試適の際に必ず精密な型取りを行うのですが、ここでズレていたり、吸着がなかったり、噛み合わせの安定感がなければ良い総入れ歯は出来上がりません。
 
そのため、ここの試適を何回か行う可能性があります。
 
もちろん1回で終わることもありますが、双方これで大丈夫だという状態になって最終的なものに仕上げることができるのです。
 
そしてもう一点、納期の問題があります。
 
ステップは上記のように3回から4回で最短で終わりますが、作成するのは技工士さん。
 
技工士さんのスケジュールも考慮しなければいけません。
 
よって、回数的には4回だけど2ヶ月弱かかることも十分あります。
 
いつまでにという期限が決まっている方はできるだけ早く来院し進めるようにしましょう。
 

 
 
 

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