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嚢胞が疑われる親知らず
2024/04/13
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らずの抜歯を希望されて来院された患者様。
完全埋伏だけで腫脹することがあるとのこと。完全埋伏だけど腫脹するの?と思う方もいますが、部分的に骨欠損が存在し、ポケットと繋がっていると細菌が内部に侵入し親知らずが痛むということになります。
2Dのレントゲンでは完全埋伏。
ただ歯冠を取り囲む嚢胞が疑われる透過像が確認できます。
3Dでチェック。
やはり嚢胞が疑われます。
下方に位置する嚢胞は下歯槽神経にかなり近接しているため要注意に撤去が必要です。
予想されるのは、含歯性嚢胞や角化嚢胞性歯原性腫瘍。共に良性腫瘍に分類されますが、角化嚢胞性歯原性腫瘍は術後の再発率が少し高いのが特徴。
今回は、摘出後に病理に出したいと考えます。
このような嚢胞は徐々に大きくなる傾向にあります。
大きくなるということが顎骨を融解していくということ。周辺の歯は動揺してしまい歯根は吸収してしまう。できるだけ放置しないのがベストです。
腫脹を繰り返す親知らず。
嚢胞だったということもありますので、気になる方は早めにご相談ください。
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