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根管治療を行うか行わないかの判断基準

2024/04/11

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯科治療の頻度が高い根管治療。
 
当院でも根管治療は保険でも保険外でも行っていますが、根管治療って回数がかかりますよね。
 
一回で終わらないことが多い。
 
根管の形態や、感染状態。様々な要因で根管治療の回数がかかりますが、それでも数回では終わるようにしています。
 
当院では根管治療を行うか、行わないかの基準は明確に設けています。
 
– ラバーダム防湿が不可能
– 破折ラインに沿って付着歯肉の喪失を認める
 
大きくこの二つに該当される場合は抜歯適応となり、根管治療はしません。
 
ラバーダム防湿ができない、いわゆる通常治療ができない状態はどういう状況を指すかというと、
 
– 虫歯が進行して歯肉の下まで入り込む状態
– 開口量が不十分で治療器具が届かない場合
 
ラバーダムが装着できずに根管治療してしまうと、再根管治療のリスクが劇的に高まります。口腔内の細菌、呼気からも防湿できていなければ細菌感染してしまいます。根管治療を何度も行っていれば歯はどんどん弱くなります。抜歯に向かう可能性が高まります。
 
よってラバーダムでの治療が必須なのです。
 
開口量が不十分でラバーダムなどの標準治療ができない場合も抜歯適応となります。道具が届かないということは治りません。
 
破折に関しては、歯周ポケットと繋がり深くなっている場合は深いポケットからの感染が止まらなくなるため付着歯肉が喪失している場合は根管治療はしない方針としています。
 
根管治療は何度も行わない方が長期的な予後も良好です。当院では複雑なケースは根管治療専門の歯科医師も来ているため任せています。
 
お悩みの方はご連絡下さい。
 

 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員