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糖尿病と歯科治療の関係性
2023/12/11
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
糖尿病の数値が高いと歯科治療ができないのですか?と質問を受けましたので糖尿病と歯科治療の関係性について。
糖尿病と歯科治療の関係性にはいくつかの重要な側面があります。
1. **免疫機能の低下:**
– 糖尿病患者さんは一般に免疫機能が低下しているため、細菌や感染症に対する抵抗力が弱まります。歯周病などの口内の感染症が進行しやすくなります。
2. **歯周病と糖尿病の相互関係:**
– 歯周病は糖尿病の進行を悪化させる要因となることがわかってきています。また逆に、糖尿病が歯周病の進行を促進することもあります。歯周病の炎症が全身に悪影響を及ぼし、糖尿病の血糖値制御を難しくする可能性があります。
3. **血糖値の管理:**
– 歯科治療においては、血糖値のコントロールが重要です。手術や抜歯などの歯科処置は、血糖値の急激な変動を引き起こす可能性があります。適切な歯科治療の前には、糖尿病内科医の先生との連携が必要です。
4. **口腔ケアの重要性:**
– 糖尿病患者さんは特に口腔ケアに注意を払う必要があります。歯磨きやフロスなどの日常的な口腔ケアは歯周病や虫歯の予防につながり、全身の健康を維持するのに役立ちます。
5. **歯科医と糖尿病医の連携:**
– 歯科医師と糖尿病医師との密な連携が必要です。特に、歯科治療が糖尿病患者にどのような影響を与えるか、そして治療計画にどのような調整が必要かについての情報交換が重要です。
糖尿病患者さんは口腔ケアに対する意識を高め、定期的な歯科健診を受けることが重要です。
また歯科治療に際して、自身の糖尿病の重要な数値も提示する必要があります。
申告なしで歯科治療を行うことで、全身的に思わぬ大変な疾患を引き起こすことも十分考えられます。
必ず把握し、歯科医師に治療前に伝えるようにしましょう。
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