Blog
ブログ
ブログ
保存不可能な歯根破折
2023/11/17
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
歯科治療において抜歯となる場合
– ・高度歯周病
– ・虫歯が根まで進行
– ・歯根破折
などがメインとなっていきます。
歯根破折した場合、全てのケースにおいて抜歯ではなく歯根に沿って付着歯肉が喪失していたり、リペア不能な場合は抜歯となり、歯根破折していても付着歯肉が維持できていたり、内側からリペアができるのであれば保存することもあります。
歯根破折はレントゲンで確認できることが多く、CTでその範囲などが明確になります。
左下の咬合痛を訴えて来院された患者様。

歯根の遠心根が垂直的に破折しています。
このような場合は保存はできません。歯根破折においても垂直的に歯根先端まで完全に破折している場合や、破折しその面が開いてしまっている場合などにおいては破折面にバイオフィルムが付着していることが多く、それを取り除くことが不可能。リペアは修復不可能と判断できます。
今回の場合は抜歯という判断となります。
この状態で無理に残しておくことで感染が広がり全身へ様々な影響を与えてしまうこともあります。
感染源はできるだけ排除することが望ましいのです。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
→ https://ameblo.jp/kojima-dental
インプラント専用サイト
→ https://ryu-implant.net
監修歯科医師
-
医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA〔院長略歴〕
静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員 


054-654-1020
Web予約