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保存不可能な歯根破折

2023/11/17

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯科治療において抜歯となる場合
 
– ・高度歯周病
– ・虫歯が根まで進行
– ・歯根破折
 
などがメインとなっていきます。
 
歯根破折した場合、全てのケースにおいて抜歯ではなく歯根に沿って付着歯肉が喪失していたり、リペア不能な場合は抜歯となり、歯根破折していても付着歯肉が維持できていたり、内側からリペアができるのであれば保存することもあります。
 
歯根破折はレントゲンで確認できることが多く、CTでその範囲などが明確になります。
 
左下の咬合痛を訴えて来院された患者様。
 

 
歯根の遠心根が垂直的に破折しています。
 
このような場合は保存はできません。歯根破折においても垂直的に歯根先端まで完全に破折している場合や、破折しその面が開いてしまっている場合などにおいては破折面にバイオフィルムが付着していることが多く、それを取り除くことが不可能。リペアは修復不可能と判断できます。
 
今回の場合は抜歯という判断となります。
 
この状態で無理に残しておくことで感染が広がり全身へ様々な影響を与えてしまうこともあります。
 
感染源はできるだけ排除することが望ましいのです。
 
 
 

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