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上顎洞まで波及した口腔内感染症

2023/09/14

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
耳鼻科からの精査で来院された患者様。
 
副鼻腔炎の治療を耳鼻科でしているとのことですが、歯が原因なのでは?ということでした。
 
確定診断のためCT撮影。
 
口腔内が原因で副鼻腔炎を発症すると確定づけるためにはCT撮影が必須となります。
 
二次元のレントゲンではわからず、三次元的な評価が必須となります。
 

 
最後方臼歯部より感染拡大を認めました。
 
もともと動揺している歯でなんとか保存していた。
 
考えさせられるケースでした。歯科医としては、できるところまで保存したいという気持ちがありつつも、感染が拡大するリスクを残しておくのは全身的にも良くなく新たな疾患を生んでしまう原因になるのだと改めて実感しました。
 
歯をできるだけ残しておきましょうというのは、聞こえがいいのかもしれないけれど、実際保存ができない、難しい歯は抜歯しないと、全身的な影響を与えるリスクを抱えることになるので、諦めて治療を進めるべきだなとも感じました。
 
グレーでなんとか残しているなという歯がある方は、全身的な影響ももしかしたら今後出てきてしまうかもしれないので一度歯科医院で精査を受けましょう。
 
 
 

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