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サイナスリフトとは
2023/07/11
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
上顎の臼歯部においてインプラント治療を行うにあたり課題となることが多いのが上顎洞の位置。
歯を欠損するもしくは、炎症が起きることで上顎の歯槽骨は吸収していき上顎洞の位置が重力によって垂れてきます。そうなるとインプラントを埋入する骨がなくなってしまうため、骨がない状態でインプラントを埋入すると上顎洞に穴が空いてしまいます。
上顎洞は洞という名前の通り空洞になっています。
この空洞に感染が起きることでいわゆる副鼻腔炎が出てきます。
インプラントがこの上顎洞内に突き破って入ってしまったり、上顎洞内が感染に罹患してしまうことは避けなければなりません。では、上顎洞が近い状態でのインプラント治療はどのように行うのでしょうか。
それはサイナスリフトと呼ばれる処置を行います。
サイナスというのは上顎洞という意味ですがそのリフト、上顎洞を挙上させる治療となっていきます。
上顎洞に穴が開かないように挙上させて挙上させたスペースに骨補填剤を入れます。そうすると上顎洞が下がらないで骨が出来上がっていきます。そしてできた骨にインプラントを埋入します。
このサイナスリフトの方法には2種類あります。
ラテラルウィンドウテクニックとクレスタルアプローチテクニック。
ラテラルウィンドウテクニックとは、埋入する予定の位置から上顎洞側の側面から窓を開けて上顎洞を横から挙上させます。広範囲に確実に居城することができます。
もう一つがクレスタルアプローチテクニック。
埋入する部位から垂直的に挙上させる。インプラントと同時埋入を行う場合に実施されることが多く局所的な挙上となります。
どちらが適応されるかは残存する骨の状態や、上顎洞の状態により変わっていきます。
事前診査で診断していますので、気になる方はご連絡ください。
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