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意外と中では深くなっている虫歯

2023/07/05

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 

たまに噛むと硬いものとかで痛む。
 

少し黒くなっているけれどここは虫歯ですか?と来院された患者様。
 


 

口腔内では本当に点のように噛む面が黒くなっている程度。
 

レントゲンで確認すると中で広がっている様子。
 

実際麻酔して虫歯の治療を行なっていくと神経ギリギリまでの虫歯に罹患していました。
 

歯は表面が硬く中がやわらいため、入り口が小さくても中で広がっていることが多い傾向にあります。
 

虫歯が歯の中で進行しやすい理由の一つは、エナメル質の特性です。
 

エナメル質は非常に硬いですが、酸に対しては比較的弱いです。したがって、酸がエナメル質に作用すると、酸による脱灰が進みやすくなります。
 

さらに、エナメル質の下にある象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、細菌や酸の浸透に対して脆弱です。一度象牙質が侵されると、虫歯はより速く進行し、歯の内部に到達する可能性が高くなります。内部のセメント質や歯髄はさらに柔らかいため、感染が広がりやすくなります。
 

このように、歯の構造上、虫歯はエナメル質から始まり、象牙質や内部の組織に広がっていく傾向があります。そのため、定期的な歯のケアや予防的な措置(歯磨き、フッ素の使用など)が重要です。定期的な歯科検診も重要であり、早期の虫歯の発見と治療を行うことで、進行を防ぐことができます。
 

意外と深くなっていることもある虫歯。
 

定期的に歯科医院に通院しましょう。

 

 
 
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