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妊娠中の歯科治療について

2023/05/11

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
妊娠中でも歯科治療は可能なの?というご質問があったので今日はその回答です。
 
結論から言うと妊娠時期によって歯科治療は可能です。
 
妊娠中でも、歯の痛みや腫れがある場合には、できるだけ早く歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。痛みによるストレスや、細菌感染による胎児への影響の方が大きいと判断される場合においては産婦人科の先生と相談した上で早期治療に取り組みます。
 
基本的に妊娠初期には胎児の臓器が形成されるため、特にレントゲン撮影やCT検査などの放射線を浴びる検査は、避けることが望ましいです。
 
妊娠中の歯科治療のベストな時期については、一般的には妊娠中期(妊娠14週から26週)が最適とされています。この時期は、胎児の臓器が形成された後で、妊娠後期に比べて胎児に与える影響が少ないためです。痛みが強くなりそうな親知らず抜歯もこの時期に行います。
 
ただし、個人差があり、歯の状態や抜歯の必要性によっては、妊娠中期であっても手術を避けることが必要な場合があります。
 

 
安定期中でも胎児へのリスクがゼロになることはありません。抜歯後の内服においても影響が最も小さい時期と呼ばれるだけでリスクがゼロと言うことではありません。出産前に治療を行うかどうかは、その歯を治療した方が良いか抜歯した方が良いか、胎児への影響、出産へのストレスなど総合的に判断しベネフィットが大きい方を選択します。
 
よって、全く痛みもない初期虫歯などは無理に治療する必要はありません。
 
一方、早期低体重児出産の原因の一つとして考えられる、歯周病細菌のコントロールや、強い痛みによる胎児へのストレスが考えられる虫歯などは早期に治療した方が良いと考えられます。その患者様の状態によって判断していく形になりますので、気になる方はご相談ください。
 
 
 

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