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親知らずの抜歯後の注意点

2023/02/24

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
当院では親知らず抜歯を非常に多く行っています。
通常の親知らず抜歯から埋伏抜歯、大人になる前の段階での抜歯する親知らずの歯胚抜歯などを日々行っています。
 
抜歯後の疼痛や腫脹などの程度は、侵襲度により変わってきたり、体質にも異なります。
一概に、簡単な抜歯だったから腫れないということもなく、侵襲性の高い抜歯でも全く痛みや腫脹を術後伴わない場合もあるので、抜歯後の症状は一様ではありません。
 
ただ一般的には、上顎は腫れにくく、下顎は腫れやすいということはあります。
下顎には顎下リンパ節が存在するためどうしても腫脹しやすい傾向にあります。
絶対腫れるというわけではないですけどね。
 
抜歯後は必ず注意しなければいけない点がいくつかあります。
 
・血流が良くなることを控える
→血流が良くなると、抜歯部位の炎症程度が増して痛みが強くなるほか、腫脹しやすくなります。また再出血のリスクも高まりますのでできるだけ血流が良くなることを控えることが大事です。
 
例えば、長風呂しない、お酒を飲み過ぎない、運動しないなどなど。
 
・強くうがいすることを控える
→抜歯した直後は出血しています。血液は段々と塊、組織に置換されますが組織までに置換されるのには数日かかります。
 
抜歯直後から2、3日間は血液が固まってもまだ弱くブヨブヨした状態です。強くうがいしてしまうと固まり始めた血液が解け、また出血してしまいます。3日間は強くうがいすることを控えて、水は含んで捨てる程度にしましょう。歯ブラシも抜歯近くはできるだけ強く磨かないことが大切です。
 
・感染リスクが高まることをしない
→抜歯後は、血流を介して全身が感染するリスクが通常に比べて高い傾向にあります。
口腔内は細菌に覆われていますので、その細菌が抜歯部位などの血流に入り全身への影響を及ぼすこともあります。
これを菌血症と言います。
 
菌血症を防ぐには、抜歯後に処方される抗生剤をしっかり飲み切ることが大切です。自分の判断でやめないようにしましょう。
また激しく運動したり、お酒を飲んだりすることでさらにご自身の抵抗力を下げてしまい感染リスクが高まることもしないようにしましょう。
 
以上大きく3点が抜歯後に注意すべきポイントとなります。
抜歯をするアポイントも十分にスケジュールを考えて取るようにしましょう。
 

 
 
 
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