Blog
ブログ

金属のバネのないノンクラスプデンチャー

2023/02/07

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
欠損部の補綴の一つに義歯による治療があります。
そしてその一つにノンクラスプデンチャーという義歯があります。
 
一般的に義歯とは、部分義歯であれば、粘膜面部分と、残った歯にバネをかける2つで構成されています。
保険の義歯だと、このバネの部分がどうしても金属になります。
この金属の部分を金属を使用しないバネに変更された義歯のことをノンクラスプ義歯と呼びます。
 

 
このように、金属のバネがない状態です。
メリットとしては審美的に有効な点。これに尽きます。
実はデメリットも多く存在します。
金属のバネを使用しないけれども、残存歯に維持を求めなければ義歯は安定しないためノンクラスプ義歯でもウィングと呼ばれる部分を設置します。
 
まず、ここのウィング部分が厚くなります。
バネを使用しない分、このウィングを使って着脱をするため折れないようにしなければなりません。
どうしても厚みが出て違和感の原因になります。
 
そしてもう一つが修理が難しいということです。
ノンクラスプの義歯を希望される方はまず保険の義歯を先に作成することをお勧めします。
ノンクラスプの義歯が修理必要となった場合、既存の修理材料だと即日で完了することが難しく、預かりとなる場合が多いです。
その期間使える義歯を持っておくことが大事です。
 
審美的には有効なノンクラスプ義歯。
実はデメリット要素も多いですので、気になる方は相談に乗りますのでご連絡ください。
 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net