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CTで確認するとわかること

2023/02/02

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
右上が腫脹したと来院された患者様。
右上の犬歯の根尖部が腫脹、やや後ろよりを抑えると痛むとのことで口腔内を確認すると確かに腫脹。
膿瘍と呼ばれる、粘膜の下に膿が存在している状態でした。
位置的には犬歯。
犬歯の根尖病巣が原因なのかなと、レントゲン撮影。
 

 
はっきりとは映らない。
二次元のレントゲンだと最終診断をつけれない状態でした。
そこで許可をいただいてCT撮影。
 

 


 
腫脹の直接的な原因は第一小臼歯の可能性が高い。
小臼歯の根尖病巣の進行が大きく、嚢胞路を犬歯の方に向かい進行し形成してきたため一見犬歯に見えましたが、主原因は第一小臼歯である可能性が高いことがわかりました。
 
骨内で進行する嚢胞や炎症は骨が柔らかい方向に向かう傾向があります。
今回の場合、犬歯の位置が唇側に張っているため骨が薄く膿瘍ができやすかったのかなと推測されます。
 
まずは小臼歯から治療スタート。
今後の経過を追います。
 
 
 
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