Blog
ブログ

歯科治療中に起こりやすい迷走神経反射とは

2023/01/16

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯科治療における偶発症の中で統計学的に最も多いのが、血管迷走神経反射。
歯科ユニットに座った時、診療台を倒した時、麻酔をした時に、気分不良になり顔面蒼白や震えが起きてしまい体調不良を訴えること、経験した方も比較的多いと思います。
しかしほとんどは大事に至らずに、数分後には回復して通常通り治療を行って終了。
 
当院では、体調不良時などにすぐに生体モニターを装着し患者さんの状態を把握するようにしていますが、血圧低下して数分後には回復してくることが多い、いわゆる血管迷走神経反射であることがほとんどです。
 
稀に歯科麻酔のアレルギーを訴える方がおられますが、この血管迷走神経反射と勘違いしている方もいます。
 
血管迷走神経反射の特徴は、血圧低下と脈拍低下。
それに伴い顔面蒼白となり、状態が悪化すると気絶したりすることもあります。
モニター装着しその他バイタルに異常がないことを確認した上で、水平位にし酸素投与して行くことで改善されることがほとんどとなります。
もちろん、アナフィラキシーなどのアレルギーとの鑑別やその他偶発症との鑑別は必要です。
そのために正確にモニターを設置し読み取る必要があります。
 
当院では1階、2階ともにモニターを設置しています。安心で安全な歯科治療を心がけています。
歯科治療に心配な方はご相談ください。
 

 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net