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乳歯が自然に抜けない理由

2022/12/22

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

乳歯から永久歯に小学生の間、もしくは中学生の間に多くの方は交換していきます。
乳歯から永久歯への交換のほとんどは自然に行われます。
しかし大人になっても残っている乳歯や自然交換がなかなかうまくいかない乳歯というのが存在します。

 

乳歯は真下から後続の永久歯が生えてくるときに歯根が溶けて吸収されることで自然に抜けますが、永久歯の生えてくる位置が悪かったり、そもそも先天欠如といって後続の永久歯がなかったりすると、乳歯の歯根吸収は開始されずに乳歯はそのまま残ってしまいます。

 

ずっと乳歯が虫歯にもならず、外傷にもならず健康な状態なら良いのですが、虫歯になったり神経が死んでしまったり、治療介入せず放置されていることがあります。治療介入されずに放置していると感染が歯槽骨内で進行し、後続する永久歯の発育や萌出に悪影響を与える可能性が非常に高くなります。

 

当院では小学生に入ったら一度パノラマエックス線写真と呼ばれるお口全体のレントゲンを撮影することがあります。
これにより、後続する永久歯の萌出位置や萌出方向などを事前にチェックします。
後続永久歯の存在がないもしくは方向性が悪いようであれば、矯正の計画や乳歯の計画的抜歯なども検討していく必要があります。

 

乳歯列の間にスムーズに永久歯列に移行できるよう、精査していく必要があります。
幼少期の歯科医院通院は非常に重要となります。ご相談ください。

 

 

 

 

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