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虫歯は想像以上に中で広がっている
2022/12/03
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
見た目にはわからないけど、虫歯は想像以上に中で広がっていることがあります。
奥歯がたまにしみる症状があると訴えて来院された患者様。
噛む面が少し黒くなっている程度で、多少触れると深さがある。
本人も見た目では奥かな〜という感じでした。
レントゲンで確認するとかなり大きくなり進行した虫歯の存在が確認できました。
大きさは象牙質を越えて、歯髄まで到達している状態。
歯髄まで感染が大きく認めたため神経の治療となりました。
なぜこのようになるのでしょうか。
このように歯は構造的に3層に分かれています。
噛む面である一番表層はエナメル質と呼ばれる最も硬い組織で無機質である硬組織部分は全体の95%であり骨と同じような石灰化度が高い状態です。
そしてエナメル質の内側に存在するのが象牙質。
この象牙質は、70%程度が硬組織であるため30%程度は柔らかい組織で構成されています。
そのため、虫歯が進行しエナメル質が破壊され象牙質に浸透してしまうと、エナメル質を崩さずに中である象牙質で広がっていきます。
やがて象牙質が虫歯によりスカスカになった状態で咬合が強くかかってくると、歯が割れる、欠けるということにつながります。
虫歯は早期発見、早期治療が望ましいです。
初期の状態で全て削るのは全て正しいとは限りませんが、初期を越えた虫歯は治療しなければ神経の治療をしなくてはいけないリスクが高まります。
少しでも虫歯、痛い、と感じれば歯科医院に相談ください。
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