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歯冠歯根長比が大切
2022/11/22
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
よく取れてしまう被せ物、噛むと痛い被せ物、色々と原因はありますが今日は歯冠歯根長比の話です。
歯冠歯根長比とはその名の通り、歯冠部分と歯根部分の比率のこと。
歯は口腔内に見えている、歯冠部分と歯槽骨内に入り込む歯根の二つにより構成されているわけですが、歯冠にかかる咬合力を下の歯根で支えなくてはなりません。
一般的には歯冠が1に対して歯根は1.2-1.5はないと何かしらのトラブルが発生すると言われています。
歯冠が大きく歯根が短いなどのアンバランスの状態では、歯冠にかかる力を歯根が負担できずに、折れてしまったり被せ物が脱離してしまったりします。
虫歯により歯冠歯根長比が悪化したケース。
虫歯を取り切った段階で、残った歯根の長さは10mmほど。歯冠の長さの半分以下です。
特に大臼歯においては垂直的な負荷が強くかかるため、この歯根ではとても支えきれず残したとしても噛めない歯になってしまったり、すぐ脱離してしまうことが考えられます。
歯冠歯根長比は長期的に被せ物などが安定して存在するためにはとても大切となってきます。
歯冠歯根長比が悪化する原因には
・歯周病
・虫歯
・矯正
などが考えられます。
まずはしっかりと歯周病、虫歯の管理を行うことが大事です。
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