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下歯槽神経に近接した炎症
2022/07/29
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
親知らず抜歯希望で来院された方。
何度も膿が持続して出てくるのが気になりスッキリしないから抜歯したいと来院されました。
全体レントゲン後、下歯槽神経にかなり近接している所見でしたのでCTを撮らさせていただきました。
水平埋伏していますが、歯冠部を取り囲む大きな嚢胞が存在することがわかります。
これが持続して口腔内に膿として出ていたと考えられますが、この炎症は下歯槽神経にかなり近接している状態であることがわかります。
紙一枚ぐらいでしょうか。
抜歯後に、掻爬を乱暴に行ってしまうと神経損傷リスクがかなり高いことがわかります。
このような場合、麻痺リスクも考え抜歯後はドレーン留置などによる開窓療法を行う場合があります。
掻爬せずに閉創してしまうと、嚢胞のみ残ってしまうので嚢胞を一部残す場合は閉創しないように、ガーゼなどを交換しながら炎症を除去していきます。
今回おそらく抜歯後はそのような処置になってくるかなと思われます。
抜歯と同時に神経傷つけずに嚢胞が取れてくればそれに越したことはありませんが。
現段階では特に麻痺も出ていないとのこと。
麻痺に慣れてしまっているのかもしれないですがね・・・・
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