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抜歯後の治癒期間

2022/05/30

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
親知らず抜歯後はどのような治癒を辿るのか、痛みや腫脹はどの程度なのかよくご質問を受けます。
 
親知らずを含めた埋伏抜歯の場合、抜歯後に縫合する必要がありますのでその場合は、1週間後に抜糸を行います。
抜歯後の痛みや腫脹に関しては抜歯の程度によると言われればそれまでですが、患者様のご年齢や血流量などによっても腫脹や疼痛の程度は異なります。
 
一般的には、骨削を含めた親知らず抜歯においては抜歯後翌日から2日間程度は腫脹してくる可能性があります。これは抜歯後に、抜歯された部位に血液を溜まりその血液が固まり始め粘膜下にも流れてくるため腫脹してきます。
 
治癒過程においては血液が溜まり固まることが必須であるためどうしても縫合など必要なケースの場合、抜歯窩を縫合により閉じるため血の逃げ場がなくなり横に腫脹してきます。
逆に縫合していないと、口腔内が出血で食事がしずらくなってしまいます。
 
腫脹に関しては抜歯後3日程度から引いてきます。
触れた感じのしこりのように感じることもしばらくありますが、血液の固まりの可能性もあるので自然に消失することがほとんどです。腫脹は3日後から抜糸までに引いてきてしこりは1ヶ月ぐらいで気にならなくなってきます。
 
抜歯後の疼痛は、抜歯当日から翌日がピークでその後減少していきます。
痛みの原因のほとんどが腫脹に伴うことが多いため、腫脹減少と並行して痛みもなくなってきます。
 

稀に、抜歯後5日経っても痛みが引かない、腫脹は引いたけど痛みが残るという場合は、抜歯した部位に血が固まららないドライソケットという状態になっているかもしれませんので、消毒して薬を入れることもあります。
 
痛みが残るから全てドライソケットというわけではありません。
痛みには個人差があるため、ドライソケットになっていなくても痛みを感じる方もいます。
その場合は鎮痛剤などを服用しながら消炎していくという形になります。
 
抜歯後の注意事項をよく守り安静にして、早く治癒するようにしていきましょう。
気になる方はご相談ください。
 

 
 
 
 
 

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