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歯肉が腫脹する原因

2022/05/25

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
左下歯肉の腫脹を訴えて来院された患者様。
少し前から腫れている状態とのこと。
 

 
被せ物が脱離している状態です。
レントゲンを見る限り根尖病巣はなさそうです。
しかし軽度の動揺があります。
 
この段階で腫脹の原因で疑うこととしては
・歯周病進行による、歯周病による歯肉腫脹
・虫歯進行により、歯髄が失活したことによる歯肉腫脹
・歯周病進行により、歯髄が失活したことによる歯肉腫脹になります。
 

 
部分的なレントゲン写真。
まず、虫歯進行による歯髄失活は可能性がないことがわかります。
歯冠側からは歯髄に到達する虫歯などは存在しません。
 
ただまだこのレントゲンだけでは神経が生きているかどうかの精査ができていないため、電気診を実施します。
歯に電気を流して反応があるかチェックします。
2回実施して、2回とも同程度の刺激で反応があり。
 
神経も生きていることがわかりました。
これにより、歯肉の腫脹原因としては歯周病の進行によるものと判断できます。
分岐部に向かうポケットが6mm存在しているため、歯周病の進行が分岐部に達してしまったことにより細菌が分岐部に入り込み今回腫脹したと考えられます。
 
治療法としては、歯周病の治療をメインに行っていく。
必要に応じて分岐部に対する骨造成も検討していきます。
 
 
 
 
 
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