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麻酔なしで治療できる範囲

2022/05/07

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
麻酔なしで治療してほしいと訴える方がいますが、その日のスケジュールにおいて麻酔をしてしまうことで話しにくくなってしまったり、食事がうまくできなくなる可能性もあるので麻酔は避けたいということだと思います。
 
麻酔なしでできる治療は実はすごく限られます。
例えば虫歯治療においては、エナメル質に限局した虫歯ないし、2次象牙質がしっかりとできている象牙質に達する虫歯などは、麻酔なしで治療しても痛みが出ることはほとんどありません。
 
前歯の詰め物の変色程度であれば、歯を削ることはなく以前の詰め物のみを削って詰め替えるだけなので麻酔は必要としません。
 
しかし進行度が高い既に痛みを伴っている虫歯などは、麻酔をして治療をしなければ治療はできますが痛みが出る可能性があります。
また麻酔をしないことにより、歯の神経を常に刺激しながら治療をしなくてはいけないので歯髄炎と言って歯の炎症を強くしてしまうこともあります。
 
そのため虫歯治療などにおいては、極力麻酔はしたほうが良いと考えます。
麻酔なしで治療する場合は
・詰め物の変色などを治す場合(歯自体は削らない)
・慢性虫歯であり、明らかに進行していない虫歯で実質欠損が少し出てきている状態
 
また根管治療においては麻酔は状態においてはした方がいいと考えます。
ラバーダムをする時に多少なりとも歯肉が圧迫されることや、根管を拡大している時の感覚が痛みを伴うこともありますので。
 
よって麻酔なしで治療できる範囲は、口腔清掃における歯石除去などが中心なのかなとも思いますので、一度歯科医師と次回の治療時に麻酔が必要になるのか含め確認すると良いと思います。

 

 
 
 
 
 
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