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根尖病巣の広がり

2022/04/27

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

歯科における慢性炎症疾患で代表的なのが

 

・歯周病
・根尖性歯周炎

 

この2つがメインとなります。
歯周病は、歯周病の細菌が付着し免疫応答により歯を支えている歯槽骨が吸収してしまう疾患。
そしてもう一つが根尖性歯周炎となります。

 

慢性炎症の特徴としてはあまり痛みが出ない。
今回もレントゲンで明らかに根尖性歯周炎を認めるが痛みがない方がいました。

 

 

明らかに顕著に第一大臼歯部分の近心根に根尖性歯周炎を認める状態。
病変が大きくなり歯根が吸収傾向にあることがわかります。

 

ここまで大きくなっていても痛みや違和感がない状態。
痛みや違和感がない状態で治療介入というのは非常に選択として難しいのですが、放置していても良くなることはなく、悪化してしまうことで骨が吸収していき保存が困難となる場合があるため治療介入が望ましいと考えられます。

 

もちろん患者さん自身に治療するかどうかの選択をしていただきますが。
慢性炎症は気が付かず進行していく疾患です。
痛みがなくても一度、全体的にチェックすることが早期発見につながりますので歯科医院にしばらく通院していないという方は、一度チェックしてもらうといいと思います。

 

 

 

 

 

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