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歯根湾曲している親知らず抜歯

2022/04/26

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
前回のブログにて太い歯根の親知らず抜歯の話をしましたが今回は湾曲歯根の親知らず抜歯です。
4月も下旬に入り抜歯ケースが増えてきました。
 

 
湾曲歯根となります。
親知らずは形態不良が非常に多く、よくこのように湾曲している場合があります。
このような親知らずを普通に抜こうとしても抜けません。
 
無理に力をかけて抜こうとすることで歯根破折を招いたり、顎骨の骨折などのリスクが上がります。
神経への影響も懸念されますので、できるだけ慎重に対応していきます。
 
抜歯の仕方としては分割抜歯が基本となります。
分割しなければ抜けません。
歯冠をまず通常通り分割撤去。
その後、歯根を2つに分けて抜歯します。
 
歯根は、歯冠との分岐している分岐部というところで2つに分かれています。
そのため、分岐部まで削合すれば2つに分けることができます。
その後、歯根の撤去の際は少しスペースを作って湾曲に沿って取り出します。

 

たまにレントゲンで歯根が残っているケースなどを見ることがありますが、おそらく過去に親知らずを抜歯した際に歯根破折して残ってしまっているパターンです。
感染しなければ自然に排出されるのを待つ形でいいと思いますが、基本的には一回で全て抜く必要があります。
 
親知らずでお悩みの方はご相談ください。
 
 
 
 
 
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