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睡眠時無呼吸症候群へのアプローチ

2022/04/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

睡眠時無呼吸症候群。
テレビでもよく取り上げられることが多くなったこの疾患。
居眠り運転での事故、職場での居眠り。
睡眠障害によるものの可能性ということで、その一つである睡眠時無呼吸症候群というのがあります。

 

歯科において、睡眠時無呼吸症候群を診断することは不可能なのですが、睡眠時無呼吸症候群の診断は主に耳鼻科で行われます。
耳鼻科より、簡易睡眠検査キットなどを借りて装着した状態で評価。
それにより無呼吸がどれくらいの頻度で起きているのかを精査します。

 
それにより睡眠時無呼吸症候群の疑いとされた場合は、治療に入ります。
その治療の一つとして歯科が作成するマウスピースがあります。

 

耳鼻科からの診療情報提供書を持参することが歯科でマウスピースを作成するための必須条件となりますので、自分判断で作成していくことはできません。
まずは耳鼻科にて診査診断を受けるようにしましょう。

 

無呼吸やいびきは、寝ている時に筋肉がゆるんで重力が加わり、下顎が後方にさがるとともに舌も奥へと入り込み、気道が圧迫されることで起こります。
それを防ぐために用いられるのが、マウスピースです。

 

マウスピースは下顎を上顎より5~10mm程度、前方に出した状態(受け口のような状態)で、上と下の歯を固定するため、重力が加わりやすい仰向けで寝ていても下顎がさがらないようになります。
気道が十分に確保され、空気の通りが楽になり無呼吸やいびきが起こりにくくなるのです。

 

上記でも記載したように気道確保がこのマウスピースの最大の目的となります。
一次救命で気道確保をする際に、顎を挙上させますよね。
この顎を挙上させる行為を行い、気道を広げ空気が入るようにするわけです。

 

マウスピースで強引に下顎を前方に出して気道を確保するのです。

 

よってとても違和感があります。
最初は口の中がいっぱいでこれで寝るの?といった形ですが、意外にも無呼吸が改善されて深い睡眠をとられる方も多いです。
もちろん合う合わないはあります。

 

 

気になる方はご相談ください。
しかしまずは耳鼻科や睡眠クリニックに受診するようにしましょう。

 
 
 
 
 
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