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パーキンソン病の方の歯科治療

2022/04/11

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
指定難病となっているパーキンソン病。
振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。
 
歯科においては、ふるえによるブラッシング不良。
これにより虫歯や歯周病リスクが大幅に高まり口腔内環境が悪化することが多くあります。
 

 
パーキンソン病発症して10年経過した方の口腔内のレントゲン。
歯が痛むと訴えて来院されました。
奥歯から前歯からと虫歯に多く罹患。
ほぼ全ての歯において虫歯ができていました。
 
カウンセリングしていくと、歯ブラシはしているがやはりふるえにより十分できていないとのこと。
特に利き腕側の口腔が磨けなく虫歯はかなり進行しています。
 
栄養障害も少しあり、体重も減少傾向。
口腔内は虫歯や食べ物が詰まっている状態。
今後誤嚥性肺炎も懸念されます。
 
まずはしっかりと虫歯を治療していくこと。
そしてもう一つ大事なのは、口腔ケア。
パーキンソン病とは付き合っていかなくてはいけないため、口腔は継続して歯科医院で管理しなくてはいけません。

 
患者さんと話をして虫歯治療と並行して月1回歯科衛生士のクリーニングを受けていくこととなりました。

 
状態に合わせてプランニングづくりをしていますのでお悩みの方はご相談ください。
 
 
 
 
 
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