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奥歯が噛みにくくなってきた
2022/04/01
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
痛みはないのだけど、奥歯が噛みにくいと訴えて来院された患者様。
前歯は比較的しっかり噛めているのだけど、奥歯がしっくりこない感じがあるとのこと。
一見特に問題なさそうです。
虫歯もなく歯石はついて軽度に歯肉に炎症はあるけれども、咬合に影響が出るまででもなさそう。
しかし咬合チェック含めよく精査していくと、右下の臼歯部の咬合が弱く過去に治療しているレジン(プラスチック)修復物がすり減っていました。
奥歯におけるレジン修復は咬合によりすり減りやすく、欠けてきたり咬合の高さを低くする原因になってくることがあります。
今回、咬合チェックにより分かったこととしてはレジン部分の擦り減りにより前歯がかなり咬合が強くなってきていました。
奥歯というのは垂直的な力に抵抗してきますが、奥歯がすり減ることで上の前歯への下からの突き上げが強くなることで、前歯が欠けてきたり動揺してくることがあります。
奥歯の高さの維持はとても大事なのです。
昔のレジン(プラスチック)は今のレジンに比べて弱いため擦り減りやすい傾向にあります。体重の2倍の力がかかる奥歯において現在のレジンでも割れたり欠けたりする可能性もあるため、材料の選択は慎重に行ったほうが良いと考えます。
今回は、臼歯部の過去のレジンを一度除去し咬合付与させて改善していく方向となりました。
使用すればするほど、材料は摩耗してきて色々な影響が出てきますので気になる方はご相談ください。
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