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水平萌出している親知らず
2022/03/09
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
抜歯を優先して行った方がいい親知らずは存在します。
親知らずは、その名の通り「親の管理を離れてから生えてくる歯」のため親知らずと言われる説があります。
現に、親知らずの手前の第2大臼歯の萌出は12歳前後、親知らずの平均萌出時期は20歳以降(歯根完成が25歳前後)のため、自立してからになっています。
一番最後に萌出してくるため当然ながら咬合も完成された状態。
親知らずが萌出してくるスペースがないことがほとんどです。
そのため、横に萌出してぶつかってしまう場合や、ぶつかって出てこれない場合が多く、中途半端で萌出してしまうことで、他の歯に影響を与えてしまったりなどします。
右下の痛みを訴えて来院された患者様。
親知らずが以前から見えるようになってきたとのこと。
レントゲン撮影を行うとこのように手前の歯が虫歯になってきているのがわかります。
このような親知らずは早期抜歯が望ましいと考えられます。
痛みの原因は手前の歯ですが、親知らずの萌出に起因しているためまず親知らずを抜歯してから虫歯の治療を行わないと再発リスクや歯周病リスクが避けられません。
抜歯の説明を行い施行。
抜歯自体は数分で終了しますが、一部切開必要なため縫合まで行います。
垂直に萌出してきて噛める状態になる親知らずであれば残す価値がありますが、他の歯に影響を及ぼしてしまう親知らずは早期に抜歯が望ましいです。
可能であれば20歳前後で一度歯科医院で親知らずの有無や萌出方向などを確認すると良いでしょう。
親知らずでお悩みの方はご相談ください。
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