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ブリッジの弊害

2022/02/04

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

欠損部の補綴処置の選択としてあるブリッジ。
設計を守れば保険での治療も可能な内容ですので、比較的安価に治療を済ませることができます。

 

しかしブリッジの欠点は両隣の歯を繋ぐことや、健康な歯を削る必要があること。
それにより虫歯リスク、歯周病リスクが出現してしまいます。

 

 

左上の痛みにて来院。
左上2本欠損に対してブリッジが装着されていますが、支台となる小臼歯に破折、根尖病巣の出現、抜歯という選択となりました。

 

2本欠損に対して保険でも可能な設計ですが小臼歯は元々根が短く弱いため、咬合が強い方などは破折リスクがあります。
2本欠損に対して支台が持たなかったという感じですよね。

 

左下のブリッジ及び、右上のブリッジもよくない状態。
患者様にも説明し、ブリッジを除去し欠損部をインプラント治療、単独補綴という流れにするという方針で決まりました。

 

長期的に確実にこのままだと欠損が増えていくリスクが高い状態です。
ブリッジはすぐに欠損部を埋めることができますが、将来的に欠損が増える結果を招くこともあります。

 
もちろん全てではありませんし、小さい設計などであればブリッジで十分対応が可能な場合もあります。

 

しっかりと選択肢を持ち判断していくことがいいと思います。

 

 

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント専用サイト
https://ryu-implant.net

監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
小嶋デンタルクリニック 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕


静岡市出身
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕


歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会
静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
静岡市介護認定審査委員