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骨造成は腫れることが多い

2022/01/31

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

インプラント治療においてターゲットとなる歯槽骨。
この骨の量が足りない場合は、骨を新規で作成する必要があります。
これを骨造成と言います。

 

そして骨造成後は、腫脹と疼痛を伴うことが多くあります。
骨造成で最も大切なことは、「血流」

 

治癒過程において骨芽細胞を含んだ、骨髄液である血液がしっかりと溜まることで骨再生が促されます。

 
しかし、慢性炎症や長くあった嚢胞の存在により、骨の表面は硬く変性します。
おそらく歯科医師ならわかると思いますが、不良肉芽組織を除去するときに「ズルッと」取れてきます。
そして表面がツルツルした状態。

 

この状態だと炎症物質は無くなりましたが、血流が弱く治癒過程で凹みます。
それを防ぐために、骨造成時や人工骨の定着を促すために骨表面に穴を開けたりして血流を呼び込みます。

 

これを「デコルチケーション」と言います。
このデコルチケーションをするとしないで、骨造成の骨の出来方が大きく変わってきます。
治癒スピードも変わると言われています。

 

そしてこのデコルチケーションが腫脹の原因となります。
血流をあえて呼び込むわけですから、当然です。
しかし骨芽細胞が入り込み良質な骨ができてきます。

 

腫脹、疼痛は投薬や治療時に使用する薬剤でコントロールもできるので不安な方はおっしゃってください。

 

 
 
 
 
 
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