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粘膜疾患の精査は早めに

2021/12/14

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 
口腔内のトラブルで虫歯や歯周病以外にあるのが「粘膜疾患」
粘膜疾患とは、口腔内の粘膜「舌、頬、口唇、口蓋、咽頭」などを中心に何かしらの炎症を伴っていたり、正常組織ではない状態のこと。

 

例えば口内炎などのアフタも粘膜疾患の一つとして存在します。

 

 

定期検診にて来院された患者様。
全体的なチェックをしていると舌がやや白く正常組織ではない状態になっていました。

 
本人は特に疼痛もなくそこまで気にならない様子。
もともと舌を噛みやすいとのことでした。
舌を頻繁に噛むことによる、褥瘡の名残で白くなっているのか粘膜疾患によるものなのか、鑑別診断が必要です。

 

このような場合は専門機関に受診し、正確な診断を受けるのがベスト。
あまり経過観察しすぎない方がいいです。
経過観察しても2-3ヶ月程度。
基本的な組織のターンオーバーを考えれば、それぐらいの期間で消失しなければなんらかの粘膜疾患の発症を疑った方が無難かと思います。

 

粘膜疾患は放置することで悪性化することもあります。
口腔内組織を悪性化により、切除などを行うとその後の機能回復がとても大変になります。

 

発語、嚥下、咀嚼、味覚、

上記の機能回復が悪化することが懸念されます。

 

まずは歯科検診に定期的にいき状態をチェックすること。
そして早めに専門機関で鑑別診断を受けることが大切です。

 

 

 

 

 

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