埋伏方向が複雑な親知らず

2021/12/13

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
先日の親知らず抜歯。
矯正のため抜歯希望で紹介来院された患者様。
 
４本全て抜歯で片方ずつ２本ずつを希望。
２週間前に右側上下より抜歯を行い、今回は左下上下。
 
事前にCTを撮影すると下歯槽神経に触れている状態。
また埋伏している方向がかなり変わっている。
 

 
このように、しっかり頬側に埋伏。
しかも方向が頬から手前の第2大臼歯に向かい埋伏している状態。
 
完全埋伏のため、切開を加えフラップしても当然歯は見えないためCTで確認できる頬側に一部骨を削合すると発見。

 

結構抜きにくい位置に存在していましたが事前にCTを撮影していましたので、無駄な削合はなく抜歯していきました。
 
埋伏した親知らずはCTを事前に撮影することで埋伏の方向、歯根の形態、下歯槽神経との距離などが明確にわかるためかなり有益となります。
 
 
 
 
 
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